人気ブログランキング | 話題のタグを見る

南阿蘇LAND ART CLUB

masolac.exblog.jp
ブログトップ
2008年 10月 19日

田んぼでお月見〜笙の音を堪能しながら

 10月11日(旧暦9月13日)の十三夜。古来から十五夜と並んで月の美しさを愛でるこの日、「田んぼでお月見会」が開催されました。月見には笙の音があうはず!と、今回は円さんのアレンジで、笙の演奏家 藤井絵里さんをお迎えしてのお月見会です。
田んぼでお月見〜笙の音を堪能しながら_f0070099_18283863.jpg まず第一部はKota家のお庭にて。ススキにお芋、まあるいお握り、栗、そしてお神酒を供えて、、、
とおもったら、お神酒(日本酒)がない!なんと前々日、新部長Kotaとウチの相棒が酒盛りで飲み干してしまった模様。
 あ〜ららこららな状況の中、なんと藤井さんが阿蘇の日本酒を手みやげに持ってきてくださいました。さすが!たすかりました。

田んぼでお月見〜笙の音を堪能しながら_f0070099_2294111.jpg 無事、お供えも準備完了したところで、七輪で暖めながら演奏する繊細な笙のライブがスタートです。ジャズドラマーである絵里さんの旦那様のドラムとの合奏。古典的で繊細な笙の音と、現代的な低く響くドラムの音色、意外にとても合うのにビックリ。演奏の間に絵里さんが笙を暖める時間、それを支えるように響く旦那様のドラムが、なんとも素敵な夫婦関係を表しているようで、そんなところもいいなぁ、なんて思って聴き入ってしまいました。

 子供達も笙や水の音のでる楽器を体験し、絵里さんの演奏をしっかりバックアップ。その他、参加者の持参した音の出る楽器とセッションもありました。大人も子供も、太鼓、マラカス、鈴等、音のでる楽器を手に合奏。9ヶ月のウチの息子は太鼓で参加、若干フライングで、最初から素敵な夫婦の合奏の邪魔をしておりましたが、上手に楽しそうに太鼓を叩いていました。
田んぼでお月見〜笙の音を堪能しながら_f0070099_22284376.jpg


 夕方から始めた演奏、あたりが暗くなり月がぽっかり浮かび上がってきたところで第一部が終了し、家の中へ移って、持ち寄り料理での夕食へ。お豆やお芋や栗や、たくさんの料理とたくさんのスイーツ、たくさんの人とのお話を楽しみました。魅力的な企画に加え、メンバーの人脈でしょうか、個性的で、濃~いというか、なんというかおもしろい人々が大勢集まりましたね。
田んぼでお月見〜笙の音を堪能しながら_f0070099_20295362.jpg


 おなかを満たして、辺りがすっかり暗くなった頃、副部長Jさんの準備してくれた手持ち松明に導かれ、田んぼに移動。月明かりに加えて、竹で作った小さな明かりが道筋を照らしています。気が利く〜!
 さあ、演奏の第二部のスタートです。
田んぼでお月見〜笙の音を堪能しながら_f0070099_1154389.jpg新部長Kota、副部長Jさん、Kageさん、ナラカンが、当日汗水流し、草刈りから舞台の設営をしてくれました。やりますねー、すごいですねー!箱をならべた舞台に、バックは稲穂の掛け干し、副部長Jさん作の松明の明かり、これが墨絵のような山々の背景と、栗の形の月明かりと一緒になって、絵里さんのなんとも幻想的な演奏と舞にぴったり。
田んぼでお月見〜笙の音を堪能しながら_f0070099_11553515.jpgアルコールで寒さを凌ぐためか?旦那避難の家を確保するためか?竹明りのバーカウンターまで設置されており、、これはもう、あっぱれです。
田んぼでお月見〜笙の音を堪能しながら_f0070099_11564029.jpg
 演奏は、子守唄や笙の誕生のお話、そして幻想的な唄や舞。さっきまで騒いでいた子供たちもベイビーズも、驚くほど静かに、幻想的な舞台に引き込まれておりました。そして、演奏が終わる頃までには、バタバタ寝入ってしまった子供がここそこに。よっぽど気持ちよかったのねー。


 その後は、Kota家に戻る組もあり、二部舞台の松明とバーに残る組(なんとなく「旦那避難の家」化してた?)もあり、それぞれに楽しめたのではないでしょうか。


 素敵な夜を演出してくださった藤井さんご夫妻、いい子で待っていてくれたたいら君、この企画をアレンジしてくれた円さん、場所を提供してくれたKota家、あっぱれな設営をしてくれた方々、松明を用意してくれたJさん、そして楽しい夜を作ってくれた参加者の皆様、ありがとうございました。(まるで事務局補佐の様に働いてくれた相棒にも感謝!)
(ヒロミ.N)





田んぼでお月見〜笙の音を堪能しながら_f0070099_12443386.jpg


by mlac | 2008-10-19 22:44 | イベント


<< 校庭にて      スピリチュアルバース講演会のお知らせ >>